らくなーる通信10月号の続きです。
前回は急な依頼で、みなさんにお伝えしたい事か頭の中に沢山ありすぎて整理が出来ないまま記事にしてしまいました。よく分からないところがあったりして申し訳ありませんでした。今月もお付き合い願います。
まずはお相撲さんの人数。
現在約600人の若者が約50の部屋で頑張っています。600人の内、関取と呼ばれる番付が十両以上は60人。残りの540人は取的と呼ばれる力士養成員。入門して関取に出世できるのは10人に1人。
厳しい世界ですね。関取にならなければサインもできません、そして大部屋での団体生活になります。
さて今回も関取と取的の違いをもう少しお話しします。
まずは関取。
着物に羽織、夏の場所入りは大きく名前などが入った染め抜きの着物。
冬はコートを着る事も出来ます。
帯は博多帯、履き物は雪駄。
幕下以下は基本浴衣。そして幕下までは博多帯、三段目以下はちりめんの帯。履き物も三段目までは雪駄が履けますが、序二段、序の口は下駄そして素足になります。
お相撲さんの着る物や身に付ける物で番付がわかれば楽しみも変わりませんか。
お相撲さんだけではなく、行司や呼び出しも階級があり、それらがわかれば違った楽しみ方があるかもしれないですね。
また機会があればお話しさせていただきます。(浜北支店 杉本)