あさひグリーンサービスさんのジョブカレッジ

9月6日、あさひグリーンサービスさんで行なわれているジョブカレッジの「介護職員初任者研修」と「実務者研修」の2クラス合同で午後の時間をいただき、服部とニューパートナーの守田さんが講座を担当させていただきました。
介護職を目指す方たちの講座ですが、「利用者さんの中に目が見えない・見えにくい方がいた時に役立ててほしい」とあさひグリーンサービスさんの藤倉さんが声を掛けてくださいました。

前半は介護現場での訪問マッサージの紹介をしながら「姿勢が大事の実験」やマッサージ体験をしていただきました。
らくなーるは「体を動かすマッサージ」をしていること、そこにマッサージの国家資格を持つ視覚障害者とサポート役のパートナーがいて介護の現場で少しでもお役にたてたらという思いで仕事をしていることなどをお話しました。

ジョブカレッジの生徒さん

マッサージ体験

後半は視覚障害者の日常生活についての紹介です。普段服部が使っている時計・携帯電話・点字の絵本・色や方角がわかるグッズなどの紹介と外出の時の正しいガイドの仕方をお伝えしました。
「障害者総合支援法」の同行援護は視覚障害者の外出支援とコミュニケーション支援のためのサービスです。
今回の初任者研修と実務者研修は9月から始められているそうですが、視覚障害者のことをこんなに早くから知っていただく機会をつくっていただけて、大変ありがたかったです。
あさひグリーンサービスのみなさん、ありがとうございました。

視覚障害者の外出については十分お伝えする時間がなかったので本の紹介をさせていただきました。

「ルポエッセイ 感じて歩く」三宮麻由子著(岩波書店)

三宮さんは全盲のエッセイストで服部の高校時代の同級生です。東京に住んでいて、白杖を使って一人で外出することが多い彼女が「歩く」をテーマに思いを綴っています。
服部の話だけでは伝わりにくいところも、この本があればみなさんにきっとよくわかっていただける1冊です。

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