1月13日 石巻中学校2年生の総合学習「働く人に学ぶ会」に服部が講師として参加させていただきました。
生徒さんは11月に職場体験を終え、「働く」ということを少しずつ考え始めているそうです。
この日は、総合学習の最終回として、午後の時間を使って服部が「視覚障害者と仕事」、かるがもの加藤さんが「ボランティア活動と仕事」というテーマで1時間ずつお話させていただきました。
声をかけてくださった廣瀬先生は、自分たちとは違った立場の人からの話を聞くことで、生徒さんにこれからの進路や職業選択をするときの参考にしてほしいと言われていました。
服部は、視覚障害者が働くためには、見えない・見えにくいことを補う道具や仕組みが必要なこと、らくなーるは、視覚障害のマッサージ師が働きやすいようにパートナーと二人一組でご自宅や施設に訪問していること、それが地域の方たちに役立っていることなどをお話しました。
また、らくなーるの経営理念の一つである「感謝と思いやりをもって使命を果たします」は、服部が仕事を続ける中でいちばん大切にしていることです。
ちょっと難い話になってしまったかもしれませんが、生徒さんにもそんな気持ちでこれからの生活をしていただけたらいいなと思いました。
生徒さんからは、「なぜ今の仕事を選んだのですか?」「会社で働いたことで気づいたことや変われたことはありますか?」「私はやりたいことや夢や希望がないのですがどうすればいいですか?」などとたくさんの質問をいただき、服部にとっても改めて自分と向き合ういい時間がいただけました。
校長室と体育館の間の移動を生徒さんが上手に案内してくださり、外出時の視覚障害者のガイドヘルプ(手引き)も知っていただけてよかったです。
石巻中学は、服部が住んでいる地域の中学校なので以前からお世話になっていますが、荻原校長先生は、この日いっしょに参加したパートナーの守田さんの中学校時代の社会科の先生だったそうです!
どこでどんな出会いがあるか、本当にわからないものです。
石巻中学校2年生のみなさん、すてきな時間をありがとうございました。