「かるがも」ボランティア養成講座

7月6日(木) 豊橋の視覚障害者ガイドヘルプボランティア「かるがも」さんのボランティア養成講座が豊橋市総合福祉センター「あいトピア」で行なわれ、服部がパートナーの山口さんと一緒に講師として参加させていただきました。
毎年7月に行なわれているこの講座ですが、10年以上お話させていただいている中で受講生が3名と、最も少ない回でした。
でも現役のかるがもメンバーさんたちがたくさん集まってくださり、会場は賑やかでした。

受講生は3名とも女性で、視覚障害のある方とはそれなりに関わりがある方たちのようでした。
「目の見えない人には声が大事」ということをご存知のようで、服部の質問に初めから声を出していただけて、とても嬉しかったです。

今回のお話には、目が見えない人のことを知ってもらうために豊橋の汐田小学校6年生の生徒さんが考えてくれた質問を使わせていただきました。
7月1日に行なわれた、「汐田コミュニティスクール」の中で、6年生とそのご父兄に聞いていただいた内容です。
質問は、目が見えないこと全般から外を歩く時のことや文字の読み書き、日常生活のことまで盛りだくさんでした。
一通り答えることで、目が見えなくてもなんとか暮らしていけるし、困ることばかりではないというのが伝わったのではないでしょうか?

「どんな人に支えてもらっていますか?」とか「新しく挑戦してみようということはありますか?」
などなど、小学生からの質問にストレートに答えることで大人だとちょっと聞きにくいなあと感じる内容にも触れられました。
また、新たな受講生が3名だったので、紙幣の見分け方を全員に体験していただけました。
服部が持っているiPadには「マネーリーダー」というソフトが入っていて、紙幣を読み取り音声で教えてくれます。
その実演の後、識別マークを触ることでも確認ができることを知っていただけました。
千円は横棒、5千円は丸印、1万円はカギ印。
新札ならなんとか触ってわかりますし、長さもそれぞれ違います。
小銭も触り比べていただき、みなさんには触覚をいっぱい使っていただきました。

講座の風景

午後と7日は、歩行訓練士で視覚障害者リハビリテーションワーカーの山本ひでき先生が講師を担当されましたが、昨年から豊橋・豊川での歩行訓練を担当されるようになったそうです。
白杖は視力にあった使い方をするのがよいようです。
服部のように全盲の場合と少し視力がある弱視の場合では使い方が違うようです。
らくなーるのマッサージ師の中には弱視者が何人かいるので、また詳しく先生のお話が聞けたらいいなと思いました。

講座を受けてくださったみなさんとまたどこかでお目にかかれたら嬉しいです。
現役のかるがものみなさん、これからも外出支援、よろしくお願いいたします。

その後、受講生のうち、2名の方がかるがもさんにメンバー登録してくださったそうです!
(服部)

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