視覚障害者でも「色」は知りたい ♪

「目の見えない人に色の話ってしてもいいの?」
なんて聞かれることがあります。

私は、小学5年生まではわずかに見えていたので、色のイメージはそれなりにあります。
でも、生まれつき目が見えない人は色の話は苦手なのかなあと思ったりもしますが、色を無視して日常を過ごすことはできません。
靴下の色や洋服の組み合わせなど、外出するときにはチェックしたいものです。

私は携帯型の音声色彩判別装置「虹色リーダー」を使っています。
手のひらサイズで、知りたい色に装置をあててボタンを押すと「薄いグレー」「濃い赤」などと音声で知らせてくれます。
装置がなかった時は、ストッキングの色や上着とインナー、パンツやスカートの色を確認するのにいちいち家族に聞いていましたが、今は知りたい時にボタン一つで色が分かり便利です。
また、部屋の電気がついているかどうかの確認もできます。

残念ながら「虹色リーダー」は、販売終了になってしまったそうですが、それに代わる装置として「よみいろ」が発売されているそうです。

詳しくは
http://www.amedia.co.jp/product/life/reader/CO-J100.html

「よみいろ」 株式会社アメディアHPより

色の識別はスマートフォンのアプリを使っても可能ですが、瞬時に色がわかる携帯型の装置が私はとても気に入っています。
色が分かるということは視覚障害者の外出・社会参加にとって、とても大切なことです。
日常生活用具(補助の対象)になっている市町村もありますので、お住まいの市町村の福祉課窓口へ問い合わせてみてはいかがでしょうか?
(服部)

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