9月9日、蒲郡市立中央小学校で行われた{福祉実践教室}に蒲郡の点訳ボランティアグループと行ってきました。
今回は4年生2クラスに点字を教えるということで、2時間授業の最終目標が、しおりの台紙に点字でそれぞれの名前を書きます。
まずは練習、点字器に紙をはさんで早見表を見ながら、あ・い・う・え・お・か・き・・・と点字を打つ練習をし、そのあと、早見表から自分の名前の文字を拾って何度か書きます。
私の仕事は、書き終えた点字が正しくかけているかを指でチェックします。
点字はローマ字のようにあ・い・う・え・おに別の点をつけてか・さ・た・な・・・のように表現します。ですから、書くことを覚えるのは比較的むつかしくないのですが、指で点字を読むことを習得するのはなかなか大変です。
残念ですが、実際日常的に点字を読み書きしてるのは、視覚障碍者の1割くらいということです。「書くことを覚えるのはむつかしくない。」と書きましたが、2時間の授業の中で全員の子供が正確にしおりに名前を書けたことは、その習得力と集中力に深く感心しました。
飲み物の缶やペットボトル、ふりかけの袋やばんそうこうの箱などに点字を表記したものがあり、また洗濯機などの家電品の操作ボタンに点字があったりして、視覚障碍者でも安全に安心して日常生活ができるようになってきていて、ますます点字が大切なものになってきていることを授業の合間にお話ししてきました。
今回の授業を通じて、一人でも多くの子供たちが、長く点字に関心を持ち続けてほしいと思いました。
(蒲郡支店 吉見)