視覚障がいと就労セミナー

12月10日に豊川市南部福祉相談センターでセミナーを開催させていただきました。
この日の参加者はセンターの職員さん15名程がお集まりになられ、「視覚障がいと就労」というテーマでお話をさせていただきました。

 

自己紹介に続き、視覚障がい者の生活について話をしました。
文書を読む手段としては点字、拡大文字、音訳があること、パソコンは音声読み上げソフトをインストールしたり、スマートフォンは設定により音声読み上げが利用できるので、健常者とほぼ同じように操作をすることができ、情報処理やメール、LINEなどの使用、ネット検索などが行えることを説明しました。

 

また、歩行手段には、白杖による単独歩行、同行者と一緒に歩くガイド歩行、盲導犬の使用があることをお話しし、白杖は視覚障がい者のシンボルとして持つことが義務付けられていること、その人に合った長さの白杖を選定することで安全性が保たれることを紹介しました。
また、家庭内では、音声でお知らせをしてくれる日常生活用具(便利グッズ)を多用したり、家電製品などにはボタンに点字シールを貼って使いやすいように工夫していることをお話ししました。
セミナーをしている様子のイラスト
私自身もメンバーの一人として活動をしている「ビギン(東三河視覚障害者自立支援協会)」についても紹介をさせていただきました。
ビギンは中途視覚障がい者を支援するボランティアグループで、点字やパソコン・スマホ教室、料理教室などを行っており、また、当事者が抱えるお困りごとなどの相談にも随時対応をしております。
私も視覚障がいになってからはビギンの協力で点字を習得したりしました。

 

人生の途中で視覚に障がいを抱えてしまうと、それまでの生活が一変してしまい何もできなくなってしまうこともありますが、日常生活用具やスマホのアプリなどを便利に活用しながら生活をすることができます。

後半は就労についてのお話をさせていただきました。
視覚障がい者の職業には主に鍼灸マッサージ業がありますが、現在ではICTの普及により一般就労に就く方も増えてきていることを紹介しました。
私がらくなーるに入職をするまでの経緯をお話させていただき、らくなーるの紹介とAZP(基本姿勢)の大切さについてお話ししました。
らくなーるは、揉みほぐしではなく体に負担のかからない「関節リラクゼーションテクニック」という手技を用いて体を動かすお手伝いをさせていただいていることをお話ししました。

 

その後は、二人の方に関節リラクゼーションの体験をしていただき、片方の上肢あるいは下肢のマッサージ体験を実施しました。
感想としては「体が温かくなった」というお声をいただくことができ、らくなーるで取り入れている施術について実感をしていただくことができました。

 

私たちマッサージ師は全員視覚に障がいを抱えており、何らかの困難も抱えていますが、日々工夫しながら楽しく生活をしています。
そんな私たちを少しでも応援していただけたらありがたく思いますし、今後も出前セミナーなどを通じて視覚障がいについてや、らくなーるで取り入れている「関節リラクゼーション」についてを知っていただけたらと思います。

最後に、お忙しい中、今回のセミナーにご参加いただいた皆さんに感謝申し上げます。
(本部 中西)

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