神戸アイセンターをご存じですか?

神戸アイセンターは、見えにくさのある人を医療・研究・生活支援の面から総合的に支えるために2017年につくられた拠点で、3つの組織が集まり、それぞれの専門性を生かして連携しています。

 

1、神戸市立神戸アイセンター病院
眼科診療から再生医療や遺伝子治療などの先端医療まで幅広く提供する眼科専門病院です。
視能訓練士や看護師によるサポートも充実しています。

2、株式会社ビジョンケア
iPS細胞を用いた網膜再生医療の研究や治療法の開発、ロービジョンケアの普及に取り組んでいます。
患者さんの「見える可能性」を広げることを目指しています。

3、公益社団法人NEXT VISION
視覚障がい者の生活支援や就労支援、社会参加の促進を行う団体です。
生活の工夫や便利な道具が体験できます。
また、社会の理解を深めるための啓発活動にも力を入れています。
その中心となっているのが Isee! WORKING AWARDS です。

公益社団法人 NEXT VISION ロゴ

 

WORKING AWARDSの目的は、優れた事例を表彰するだけではなく、その取り組みを社会に広く伝えることで、「視覚障がいがあっても活躍できる」「企業も工夫すれば力を発揮してもらえる」という前向きな気づきを広げることにあります。

 

 

1月18日に行われた発表では、視覚障がいのある人が働く場を広げるための優れた取り組みが紹介されました。
視覚障がい者の強みを生かした仕事づくり、働きやすい環境整備、テクノロジーを活用した支援など、多様な実践が報告され、会場には100名を超す参加者とオンラインで40名ほどが集まり、事例の発表とアドバイザーからの助言を聞きました。

 

じつは先日、iPS細胞を用いた網膜再生の治療を受けている方からビギン(東三河視覚障がい者自立支援協会ビギン)に相談の電話がありました。
「家の近くで視覚障がい者の生活の支援をしているボランティア」としてビギンを紹介されたそうです。
これは、専門的な医療機関と地域の小さな支援団体がゆるやかにつながり、当事者の暮らしを支える大きな循環が生まれているということではないでしょうか。

 

最先端の治療を受ける方であっても、日々の生活の中では身近な相談先や寄り添ってくれる人の存在が欠かせません。
ビギンのような地域に根ざした団体が、その「つなぎ役」として信頼されていることは大きな励みになります。
視覚に課題のある方を支える取り組みは、医療・研究・福祉のどれか一つでは完結しません。
だからこそ、神戸アイセンターのような総合的な拠点と地域の支援が連携することで、より豊かな選択肢と安心が生まれていきます。今回のご縁が、今後の支援の広がりにつながることを願っています。
(本部 おにづか)

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