今日も笑顔

Mさん(71歳女性)は、5年前に脳梗塞で左片麻痺となり、夫の介護を受けながら自宅で生活しています。3年前の夏にホームページでらくなーるマッサージの情報を知り、訪問開始になりました。左右の足に浮腫みがあり、左股関節は外に開き、膝を曲げようとすると痛みが出ます。左肩には亜脱臼があり手指は固く握られていました。マッサージは週3回デイサービス終了後にご自宅で行います。
夫の声掛けで車いすからベッドに移り、横になって施術開始。毎回ご夫婦の楽し気なやりとりに、私たちスタッフも笑顔になります。
らくなーるの訪問マッサージは、揉んだりほぐしたりというより、体を正しい位置に整えて手足を動かすお手伝いを中心に血流を良くしています。訪問を開始したころのMさんは、横になるだけでも太ももや肩・腕の痛みを訴えることがあり、なかなか動かせない日もありました。クッションを入れたり体の位置をずらしたりして痛みが出ないようにしながら少しずつ動かしていきます。上向きで足・膝・股・肩・肘・手指の関節を動かした後は、ベッドに座り腕や足・背中や腰の運動です。
この3年間コロナ感染の影響でお休みになることもありましたが、ずっと続けていただいています。最近では、浮腫みが減り、体が正しい位置に整いやすくなり痛みの訴えがほとんどなくなりました。少し手を貸すだけで右手を使ってベッドから起き上がることや手すりや杖を使って歩けるようにもなりました。麻痺側の左足に体重がかけられるようになり、筋肉が引き締まってきました。
栄養バランスを考えた食事、血行を良くするためのマッサージ、カメラを通して外の様子を知らせるiPadすべて夫のOさんの心遣いです。

夫Oさんからのお便りも紹介させていただきます。

1.脳の活性化

車椅子生活のため、行動範囲が縮小して、情報量が少なくなった。そこで、家の周り3カ所にカメラを設置して、モニターで視聴、情報量を多く取るようにした。

<例>

・アメフリ、洗濯物の状態や電灯の消し忘れ等。・草木の成長や来訪者の確認等、結果、話す言葉がスムーズになってきた。

2.柔軟な筋肉と血行促進

毎日、夜寝る前に足湯マッサージを実施してきた。気持ち良く、ぐっすり眠れるようになった。等

 

3.歩行リハビリ

最初は自分で行動できなかったが、少しずつ歩けるようになり、今ではトイレの帰り、20メートル位歩行できるようになった。

・日々自分が歩けるようになると、さらにもっとの気持ちで、歩行リハビリを頑張れるものである。

もちろんその過程で、筋肉痛や浮腫み、筋肉の張りが多くなるが、週三回のマッサージがとても気持ちよく、身も心もリフレッシュできるそうです。

いつも楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。

「妻が一生懸命頑張っているからそれを応援したい。助け合っていつまでも在宅でいっしょに暮らそうねって話しているんです。」と訪問の時に話してくださるOさんには頭が下がります。「若返りの体操しましょう」 「ウエスト何センチやせたかなあ?」 「今日の晩御飯何食べる?」などなどたくさんお話ししてくださるようになったMさんに癒されている今日この頃です。Mさんご夫婦が笑顔で在宅生活が続けられるよう微力ながら応援させていただけることに感謝です。(本部 服部)

 

 

 

 

 

最新情報の一覧に戻る