2月19日 豊橋市立玉川小学校3年生との福祉教室「part2」に服部が参加してきました。ちなみに「part1」は、2月13日に鬼塚が参加してきました。
1学年2クラスなので、5時間目と6時間目を使ってそれぞれ50分ずつの授業でした。
自己紹介をしながら、点字との出会いや服部が小学生だった頃の話をした後「バリアフリー絵本を読んで触ってみよう!」ということで、服部が「グリとグラのおきゃくさま」を、生徒さんに手伝っていただきながら読みました。
いつもなら本を読んでおしまいなのですが、触った感覚を味わってもらおうと、生徒さんが本を触る時間をつくりました。絵が見られなくても楽しめるようにと、本物を使って作った「木」や「えりまき」「靴下」「オーバー」などが貼られています。
それらを触って生徒さんは「ざらざらだ!」「ふわふわしてる!」「編んである!」「縫ってある!」
と歓声をあげていました。
先生も気に入ってくれたようで、授業の後、生徒さんより夢中で見ていらっしゃったのが印象的でした。
やっぱり絵本って子供だけじゃなくて、大人にも喜ばれるんですね。
後半は、質問タイム。
「料理はどうやってするんですか?」はどちらのクラスからも聞かれました。
目が見えないとどんなことが困るのだろうか、と生徒さんと一緒に考えて
「包丁で手を切ったりしたらあぶないのでは?」
「火は怖くないか?」
という二つの意見が出ました。
包丁は、正しく持てば目が見えなくても安全に使えること、火は服部の家は電磁調理機を使っているので安全で簡単とういこと。
繰り返し練習して、だんだんできるようになったことをお話しました。
生徒さんは真剣に考えてくれていました。
その他の質問では
「ご飯はどうやって食べるの?」とか「1日の中でいちばんたいへんなことは何ですか?」
などなど、大人になってからだとちょっと聞きにくいかなぁ、と思う質問も出されます。
こんな風に聞いてもらえると、コミュニケーションが取れて、本当にいろいろなことが分かり合えるだろうなと思えた時間でした。
玉川小学校の生徒さんが大人になる頃が楽しみです。
今の小中学生に、少しでも目の見えない人たちのことを知ってもらって、お互いに高めあえる「共生の社会」がつくれたら。
そんなことを思いながら、いつも福祉教室をさせていただいてます。
玉川小学校ではこの後、社協のボランティアさんにお願いして、点字とガイドヘルプ体験もするそうです。
福祉教室の前に「ブラインドウォーク」をした時は、「目が見えないって暗いし怖いなあ」と思っていた生徒さんが、鬼塚&ディープ、服部に出会って「目が見えなくても元気だし、楽しそう」って思ってくれたと先生から伺いましたが、私たちも生徒さんから元気をもらいました。
校長室と教室の間を上手にガイドしてくださった生徒さんや、元気いっぱいの生徒さん、先生、ありがとうございました。