湖西市民会館でセミナー

らくなーる浜松支店長の樋山和幸です。
7月16日に「第5回らくなーる浜松セミナー」を湖西市市民会館にて開催しました。
湖西市でのセミナー開催は初めてです。 浜松支店オープンから丸1年が経ち、待望の開催の運びとなりました。
浜松支店スタッフ3名、豊橋本部より応援2名の5人体制でのセミナー開催でした。

今回ご参加していただいた方は、湖西・新居社協のケアマネージャー4名、介護用品レンタル店のスタッフ、ご家族ご親戚に高齢の方を抱え「医療保険」を使った訪問マッサージに関心を持たれている一般の方など6名でした。
ありがとうございました。

初めに、医療保険を使った訪問マッサージの説明・仕組みのビデオを観ていただきました。
その後、ビデオの中に出てきた言葉「AZP・解剖学的肢位」について説明させていただきました。
私たちが施術時に特に注意をして行っている、「AZP」とは?
関節は「正しい向きで、正しい方向に」動かすというものです。
参加者皆様方で体験をしながら、どのようなものかを、経験していただきました。
普段は何気なくに、立っていたり、椅子に坐しているだけですが「AZP」に注意をしながら、それから外れているときとの、体にかかる負荷の違いを実感していただくものです。

患者さんに置き換えれば、正しい向きで正しい方向に関節運動しているのと、ずれている運動では、大きく負荷が違ってきます。
言い方を変えると、運動した力が無駄にどこかに逃げているという事であり、場合によっては脱臼を引き起こしてしまうことも…。

また、介護のお仕事の中では、トランスファー(移乗動作)は付き物です。
トランスファーはその方法を間違えると、転倒・骨折などの事故や、介助する方の腰痛を引き起こすこともあります。
介助される方及び介助する方にとって大変リスクの多いものであるともいえます。

介護する側もされる側も「正しい姿勢」だとこんなに違う!

いかに、患者さん・利用者さんを負荷が少なく、正しく体位変換できるのか?
手のひらが下向き、すこし片足をずらすなど「AZP」からずらしただけで、体にかかる負荷の大きな違いを感じていただけたかと。
参加者の方から「正しい姿勢ってこんなに力が入りやすいんですね!」との声。
逆にAZPを外れると「体が窮屈」「必要以上に力を入れなければと」などの意見もありました。

続いて、マッサージ体験に移り、上肢・下肢ともにケアマネージャーさん各1名ずつ体験していただきました。
今回、下肢の施術体験の時には、あえてAZPを外した施術と正しい向きでの正しい方向への運動のときの大きな違和感を、あえて実感していただきました。
AZPだと足首を前後にするだけで、頭の先まで動いていることを感じられるのに、ちょとAZPを外すと、膝ぐらいまでしか動かないと…
片側の施術のみではありましたが、施術前と比べると「軽くなり、温かくなった」と。

下肢のリラクゼーション体験

その後、私たちが施術の時に行っている、運動法をいくつか紹介させていただきました。
ここでも大切なのは「AZP」です。
参加者皆様方とスタッフ一同、右手・左手・前後・上下ににゆさゆさ、グルグルといたします。
これは「肩こり」の改善・予防につながるもです。

本来の施術の中では、基本は「AZP」にて利用者さん個々の筋力・関節の具合によって、四肢体幹の補助をしながら運動をします。
大切なのは、筋肉・関節は自動運動、他動運動を問わず「正しい方向に正しく」運動をしていれば筋力・可動域の衰えは間違いなく防げるということです。
最後に質疑応答へと移り、多くの活発なご意見を頂きました。
ありがとうございました。
今後のより良い「らくなーる」を目指すための参考にさせて頂きます。

みなさん、活発なご意見ありがとうございました

私たちが訪問する利用者さんは、高齢、寝たきり、肢体不自由などで外出するのが難しい方がほとんどです。
その方々へ微力ではありますが、らくなーるはお力添えになれたらと考えています。

次回のらくなーる浜松セミナーは9月中旬を予定しています。
最後に、今回セミナーにご参加を頂きました皆様方、ありがとうございました。

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