12月17日(日)大阪で行なわれた西村久代先生の「変形徒手矯正術セミナー」に浜北支店の内山先生と鬼塚部長、服部の3名で参加してきました。
西村先生の技術は、らくなーるが訪問マッサージを始めたときから使わせていただいていて、技術のレベルアップのために時々セミナーに出かけています。
「変形徒手矯正術」とは、関節拘縮を起こした関節に対して、AZP理論に基づき、関節の形状や筋肉の形状を徒手により正しい位置(AZP)に矯正していくテクニックですが、急性期よりも維持期または慢性期の関節拘縮に対して施術を行ないます。
セミナーでは、療養費の取り扱いと変形徒手矯正術に関する講義の後、AZP(0ポジション)で施術を行なうことの有効性を実験で確認し、長期臥床でなりやすい片膝関節拘縮(4の字拘縮)にいたるまでのプロセスを体験しました。
体が動かしづらくなったとき、少しでも楽に体を支えようとして膝を曲げたり骨盤の位置をずらしたりしながら次第に関節拘縮がすすみ、変形していくのだということがよくわかりました。
これを改善するためには逆のプロセスを少しずつ動かしていくこと、0ポジションに近づけながら動かせば安全なことを実感し、西村先生に直接施術していただき、わずかな動きでも体全体に心地良い動きが感じられて感動でした。
変形徒手矯正術がマスターできたら、麻痺や関節拘縮で着替えやおむつ交換に困っているご家族やヘルパーさんのお役に立てるでしょう。
大阪での西村先生のセミナー開催は2年ぶりで、久しぶりにお会いした西村先生はとてもパワフルでした。
物静かな小牧先生は、私がみんなのやっていることが分からなくて困っていると、さりげなくそばへ来てくださり、手を取って丁寧に教えてくださいました。
またできることが増えそうです。
(服部)