ビギンの点字教室

ビギンは人生の中途で、見えなくなった、見えにくくなったという視覚障害者の方の自立に向けた「はじめの一歩」を支援するボランティアの会です。らくなーるは、この活動に参加し、応援しています。

今回は、ビギンの活動の中から点字教室を紹介します。

豊橋、豊川、蒲郡の3ヶ所で毎月1回、定期的に開催しています。
ビギンのメンバーと支援のボランティアさんが先生となって、生徒と先生が1対1で、それぞれのペースで点字を学んでいます。
点字は縦3つ、横2つの合計6つの点の組み合わせで表された文字で、200年ほど前にフランスで発明された視覚障害者のための文字です。

そのルールは決して難しくはないのですが、指先で読むためには練習が必要です。
中途で視力を失った人にとって、この練習を一人で継続することはなかなかに大変です。
先生や仲間と一緒に、楽しく学ぶお手伝いをするのがビギンの点字教室です。

鬼塚も9年前にこの教室で点字を学びました。
最初は、どの字も同じようなブツブツにしか感じられず、「本当にこれを読めるようになるのだろうか・・・」と不安に思ったものです。
それでも、時間はかかりましたが読めるようになりました。
もちろん、他の生徒さんも同じです。
かかる時間に多少の違いはありますが、辛抱強く継続すれば、きっと自分の文字を手に入れることができます。

もしも、お近くに点字を覚えたいという視覚障害の方がお見えになったら、ぜひ、この教室のことを紹介してあげて下さい。いつでも連絡をお待ちしています。
(鬼塚)

点字教室の様子

指先の感覚を研ぎ澄まし、点字を読みます

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