ガイドヘルプの講習会に講師として参加

7月4日(木)豊橋の視覚障害者ガイドヘルプボランティア「かるがも」さんの講習会が前畑町の総合福祉センターあいトピアで行なわれ、服部が講師として参加してきました。

この講習会は、一人でも多くの方に視覚障害者のガイドヘルプボランティア活動に参加していただけるように、社会福祉協議会のボランティアセンターが毎年実施してくださっています。

今回の新規受講生は2名と過去最低の受講者数でしたが、現役のかるがもスタッフさんがたくさん参加してくださり、じっくり話を聞いていただけました。

今回私が特に伝えたかったことは、目が見えなくても色の話題は日常生活ではとても大切で、色を知るための道具を普段使っている人が多いこと、紙幣も硬貨も触ると違いが分かることです。
色は「虹色リーダー」という道具を実際に試していただき、洋服のコーディネートや靴下の色のチェック、部屋の電気が点いているかどうかの確認などを体験していただきました。
紙幣は千円、5千円、1万円では長さが違い、識別マークが付いていることを指で触って感じていただきました(これはかなり難しかったようですが)。

講習会の様子

お昼はいつものように歩行訓練師の山本ひでき先生と情報交換をしながらいただきました。
先生が言われていたのは、弱視の方の歩行訓練についてです。
白杖を持つのに抵抗がある方も、ここぞというときに杖を出して安全に安心して歩くことが必要で、そのために歩行訓練を受けるとよいこと。
昼間と夜とでは見えるものが違うので、夜の外出が怖いと思う人は、是非夜の訓練を受けるとよいこと。
実際に山本先生は、19時から1時間ほど駅や家の周りを利用者さんといっしょに歩くことがあるそうです。
昼間は見えないけれど夜見えるものなど、弱視の場合は昼間と夜とでは手がかりになる情報が違うのだそうです。

講習会は2日間行なわれ、1名の方がかるがもさんに登録されたそうです。
デビューは8月25日に開催される豊橋の福祉イベント「いきいきフェスタ」だそうです!
再会できるのが楽しみです。(服部)

最新情報の一覧に戻る