1月28日(木)豊橋市中部中学で行われた
福祉教室に鬼塚と盲導犬ジェムが参加してきました。
今年初めての福祉教室です。
中部中学は鬼塚の自宅から遠くない学校なのですが、初めての訪問です。
1年生183名が対象で、体育館で盲導犬との生活について話をしました。
みんな、とても熱心に話を聞いてくれました。
最後の約10分間は恒例の質問タイム、
いろいろな質問が出ました。
その中に「ジェム君は、何のために洋服を着ているのですか?」
というものがありました。
そこで、今回は盲導犬の服についての豆知識です。
盲導犬の服を、私たちは「マナーコート」と呼んでいます。
防寒やおしゃれという目的が全くないわけではないのですが、
主たる目的は犬の毛が落ちて訪問先に迷惑をかけることを防ぐためのものです。
盲導犬は身体障害者補助犬法によって、
交通機関はもちろん、
飲食店、宿泊施設などへの出入りが広く認められています。
一方で、盲導犬ユーザーには犬を
清潔かつ衛生的に保つよう努める義務が定められているため、
シャンプーやブラッシングはもちろん頑張って行いますが、
それでも抜け毛をゼロにすることは無理です。
特に春先から秋までは
ラブラドールレトリバーにとっては、鬼門です。
そのため、どうしてもマナーコートが必要になります。
暑い季節には可哀そうとの声もあるのですが、
やはり、ユーザーの義務として訪問先では着せるよう努めています。
ちなみに写真の服は今回の福祉教室で着たものです。
このほかにも5~6着をもっています。
いずれも、盲導犬協会のボランティアさん達が安価に作ってくれたものです。
手足も含めて体全体をスッポリ包めるように作られています。
今回、貴重な質問を含めて、
一生懸命に話を聞いてくれた生徒の皆さん、
ありがとうございました。また、呼んでください。(鬼塚)