巣ごもり

イベント・外食・ショッピングなど、
家族で外出することが大好きな20代女性Nさんの
訪問マッサージが始まったのは平成30年の5月のことでした。

 

脳性小児まひの影響により、
自由に体を動かすことが難しいNさんは車椅子に座っていることが多く、
肩の凝りや両足のむくみが気になっていると、
らくなーるにマッサージの依頼があり、訪問が始まりました。

 

訪問し始めたころのNさんは、もうやめる!い・や・だ!うるさい!と
言いながら力を入れて体を固くしたり、
足をばたつかせ激しく抵抗して、
これはどうしたものか…と頭を悩ませたものです。

 

ここ最近のNさんはというと、お母様いわく
「まだチョット声が出たりすることもあるけれど、
回数を重ねるごとに慣れてきて、落ち着いて
マッサージを受けられるようになってきたと感じています。」とのこと。

 

お母様のコメントの様に、
「ねえねえ」とパートナーさんに話かけたり、
「アイムソーリー」と言ってみたり、「アハハハハ!」と突然笑ったり。
「うるさい!」とまだまだ言われることはありますが、1・2・3と
数えながら最近は落ち着いてマッサージを受けてくれる事が多くなっています。

 

気になっていた足のむくみに関しても、
以前お母様にお伝えしていた足のむくみ解消の為のマッサージを
日頃から実践していただいていることもあり、軽減しているようです。

背中に熱がこもりやすいNさんは施術を終えると
背中に汗をかいていることが多く、
帰り際に「後でシャツ変えようかー」と
お母様が優しく声をかける姿を私達はいつもほほえましく眺めています。

スイーツ作りを楽しむNちゃんの様子

 

コロナ渦の状況と梅雨の雨のため、思うように外出のできない中、
Nさんはお母様と妹のMちゃんの3人で
スイーツ作りを楽しんでいるようです。

 

最近作った物は、リンゴの蒸しパンとフルーツ白玉ぜんざい。
アップルパイやシフォンケーキなども良く作るそうです。

 

そして最近の訪問の際の最新作はフルーツサンド!
お母様の指示のもとNさんが生クリームをかき混ぜ、
Mちゃんは準備にカットに後片付けを一生懸命頑張っていました。
完成後は食べるだけですね!美味しかったかな?

 

まだまだコロナ禍の状況は続き
暑い季節がやってきて大変かと思いますが、
巣ごもりスイーツ!お腹いっぱい楽しめると良いですね。
(本部 當間)

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