花つれづれ5月   石楠花(しゃくなげ) 花言葉・・威厳

『夏の思い出』の歌をご存じですか?国立公園尾瀬を一躍有名にした歌ですね。この歌を聞いて水芭蕉の咲く尾瀬にあこがれ、どれだけの人が虜(とりこ)になったことか!  実は私もその一人です。
歌の終りは ♪しゃくなげ色にたそがれる遥かな尾瀬遠い空♪ と歌っています。
その石楠花、今は園芸品種があふれ西洋石楠花が平地でも沢山見られますが、かつては高山でしか見られない花でした。淡い桃色が乙女のように清純で初々しく、それでいて華やかさのある花。高山では崖っ淵に咲いていたりして見るだけで手に取れない花。遠くから眺めるだけで手に入れる事ができないものという意味の「高嶺の花」の言葉の由来だとか。


この時期あちこちの山に自生する花ですが、伊豆の山のアマギシャクナゲや愛知県民の森のホソバシャクナゲは日本石楠花としてよく知られています。
遠州一宮の小国神社には石楠花が沢山植えられています。気軽に行ける場所として是非おすすめします。(年により開花時期が変りますので確かめてからお訪ねくださいね)
石楠花の紅ほのかなる微雨(びう)の雨(飯田蛇笏)
浜北支店 M

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