職業人講話 

ジョブシティーカレッジ豊橋校さんは、豊橋市下地町にある介護の学校です。らくなーる本部では、この学校の授業で定期的にセミナーをさせていただいてきました。
コロナ禍で訪問もセミナーも自粛していましたが5月から少し緩和されたので3年ぶりに講座担当の青木さんに声をかけていただきました。
6月1日 「介護福祉士実務者研修科」の開校日。午後の「職業人講話」の授業の講師として参加させていただきました。
視覚障碍者の日常生活のこと、訪問マッサージのこと、お話ししたいことはたくさんありましたが、受講生の皆さんが半年かけて介護福祉士として働くための知識や技術を身に着けるのにぜひとも知っておいていただきたいことをメインにしました。
それは、らくなーるが大切にしている「姿勢の大事ーーAZP」です。
AZPは、アナトミックゼロポジションの略ですが、立った時・座った時・寝た時があり、実験をしながらそれぞれ感じていただきました。寝た時のAZPでは、下肢のリラクゼーションテクニックという普段らくなーるが利用者さんにさせていただいているマッサージを受講者さん1名にモデルになって受けていただきました。片足だけでしたが、終わった後足が温かく軽い感じとの感想をいただきました。少ない力で多くの結果が出せると話したのを「下半身の省エネマッサージ」と名付けてくださった方がいました。
AZPを知っていれば体にかかる負担が少なく疲れにくい。肩凝りや腰痛の予防や軽減にもなる。介護を必要とする方がAZPをとることができたら、少ない力で動かすことができるなどたくさんの効果があります。
らくなーるのスタッフは、AZPを使いこなせるようになるのにたくさんの時間をかけてきましたが、姿勢に気を付けることで疲れにくくなったという人もいます。今回の受講生の皆さんにも少しでも日常の疲労回復の参考にしていただければ幸いです。
障がいや高齢の方の生活の質を上げるために、生活介護・家事援助・外出支援に携わるヘルパーさんのサポートはなくてはなりません。
訪問マッサージを提供するマッサージ師として、家事援助や同行援護を利用する当事者として、ヘルパーを目指す皆さんにお話を聞いていただけた50分間はあっという間でした。私の問いかけに積極的に声を出し、講座の感想を書いていただき、有意義な時間でした。
青木さん 受講生の皆さん ありがとうございました。(本部 服部)

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