お相撲よもやま話

白熱した九月場所も終わり、次回は11月の九州場所となりました。九月場所は大の里の優勝、大関昇進で締めくくられました。次は横綱を目指して頑張って欲しいですね。
残念な事は貴景勝、28歳での引退は早く感じます。今後は立派な弟子を育てて欲しいと思います。

ところで皆さん、相撲の階級ご存知ですか?普段身に付ける物や本場所、相撲部屋の生活など階級(番付)によって違いが沢山あります。今日はその一部を紹介します。

先ず階級、一番上は大関、一番下は序の口。
あれっ、横綱は?とおもわれるかも知れませんが、横綱は本来大関の一番上の人が綱を締める事が許された人なのです。三役は東西各一人が必ずいなければいけませんでした。ですから大関が一人の場合は横綱も張出大関として番付表に載ります。
大関の下が関脇、小結、前頭、十両となります。そしてここまでが関取と呼ばれ、一人前のお相撲さんで毎月の給料が貰える人達です。
ちなみに十両で約100万円、横綱で300万円、それ以外に色々な手当など、二十歳そこそこで、年収3,000万とも言われてます。大の里は5,000万以上かな?
そしてこの人たちは四股名の後に※※関と呼ばれます。これは昔名乗っただけで関所を通ることが出来たことに由来されたそうです。
幕下以下のお相撲さんに関をつけて呼ばないで下さい。十両から下は幕下、三段目、序二段、序の口となります。彼らは取的(とりてき)、ただしくは力士養成員とよばれます。関取と取的の一番の違いは、取的は給料がありません。この辺の話しはまた次回にします。
とりあえず今日は十両以上の関取について話しをします。先ずは十両、昔は給金が十両貰えたとの事で十両と呼ばれたそうです。
現在では給料が月に約100万円。付き人と呼ばれる世話してくれる若い衆が一人から二人つきます。大部屋から個室になり、着る物もかわります。紋付き羽織り袴が許されます。
本場所の土俵入りでは化粧回しを締め、取り組みの時は繻子の締め込みがゆるされます。
ちなみに繻子(しゅす)の締め込みは約100万円、化粧回しは300万円以上するそうです。そして場所入りには各自特注の着物を着用します。またこれらの荷物を入れる明け荷がゆるされます。昔ながらの竹細工に漆を塗った箱です。締め込み、化粧回し、着物などは後援会(タニマチ)が用意しますが、明け荷は同期入門の仲間で贈るのが慣わしになっているようです。そして見た目の一番の違いは頭、髷、大銀杏が結えることです。まだまだ沢山の違いがありますがまた次回にさせていただきます。
最後に私は浜北でパートナーをしています。お相撲さんではありません。
むかし、アマチュアで少し相撲をしていました。(浜北支店 杉本)

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