9月20日(木)、名古屋市で視覚障害者のための補装具と日常生活用具の研修会があり、鬼塚が参加してきました。主催は愛盲連(愛知県盲人福祉連合会)、視覚障害者当事者と市町村の福祉担当者など約60名が参加しました。
厚生労働省の担当専門官と日盲連(日本盲人連合会)の担当者から、講演があり、その後に質疑応答。
法律と運用の原則的な説明で、残念ながら具体的な最新の補装具や日常生活用具に関する情報や展示はありませんでした。
せっかくですので簡単に視覚障害者のための補装具と日常生活用具についてご紹介します。
◆補装具
白杖、眼鏡、義眼、などです。国の事業で全国一律で給付が受けられます。オーダーメイドが基本です。必要な方は各市町村の福祉窓口でご相談ください。障害者の負担は原則1割です。
◆日常生活用具
視覚障害者の日常生活をサポートする道具などです。音声時計、音声体温計、音声血圧計、拡大読書機、点字器、パソコンの音声読み上げソフト、など多岐にわたります。各市町村の事業であるために対象の商品や給付の基準など、自治体による違いもあります。原則は1割負担です。詳細はご自分の市町村の福祉窓口に相談してください。
視覚障害者、特に中途で障害をお持ちになった方で、これらの制度を十分にご存じない方もお見えのようです。便利な道具によって生活の不便さが改善される事もあります。
ぜひ、そんな方々に情報が届くことを願っています。豊橋市では福祉サービスをまとめた冊子「くらたあ」に上記の情報があります。障害福祉課で入手できます。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/6494.htm
(鬼塚)