先日「タンデム自転車」の体験試乗会にいってきました。
タンデム自転車とは二人乗りの自転車で、
通常の自転車の後ろの荷台のあたりに
もう一つのサドルがあり、
後輪の車軸にもペダルのついたものです。
前にガイドが乗り、
後に視覚障がい者が乗って一緒にペダルをこぎます。
後ろのサドルの前には、固定されたハンドルがあり、
左手には後輪用のブレーキレバーがあります。
公園内の1.5kmの周回路を、
このイベントに誘ってくれたマラソン仲間のガイドさんと3周、
そのあと未体験のガイドさんと4周走ってみました。
コース上には散歩をしている人、走っている人、
ベビーカーを押している人などもみえたので、
加減速を繰り返しながらでしたが、ゆっくりと走りました。
思った以上に姿勢が安定していて、
安心して乗ることができました。
道の空いているところで少しスピードを上げてみると、
なかなか爽快でした!
今回は用意されていませんでしたが、
競技用にも試乗してみたいとも思いました。
道路交通法では基本的に
自転車の二人乗りの公道での走行は禁止なのですが、
愛知県では2015年から通常の自転車の走行を認められた道であれば、
タンデム自転車の二人乗りも認められるようになりました。
走りながら考えていたのですが、
例えば外出支援を利用している視覚障がい者が、
ガイドヘルパーさんとタンデム自転車を利用したら、
移動範囲を広げたり、利用時間を短縮したりできるのでは…??
待ち時間を含めれば、バスや路面電車の停留所5か所分くらいなら、
自転車のほうが早く移動できるかも??
私はガイドヘルパーさんを利用していませんが、
利用時間が短縮できれば費用負担も軽くなり、
もっと便利に安心してガイドヘルパーさんが
利用できるのではないかと思いました。
早春の風を受けながら楽しい体験会でした。(蒲郡支店 吉見)