岡崎盲学校オンライン見学会 

5月14日 愛知県立岡崎盲学校からの依頼で、らくなーるオンライン見学会に参加しました。
毎年5月に専攻科理療科の生徒さんが進路選択の参考にと訪問マッサージについてzoomを使って学ばれます。
らくなーるから鬼塚部長と服部、盲学校から、30代と60代の二人の男性生徒さんと進路担当の先生が参加されました。

 

オンライン見学会ののパソコン画面

 

訪問マッサージの仕組みや日々の業務などの説明の後、生徒さんからの質問に答えました。
同意書やマイナ保険証など書類に関するものから訪問時のパートナーのサポートまで幅広い内容でした。
訪問マッサージの求人は盲学校にもあるとのことですが、生徒さんは施術をする場所がたびたび変わる訪問よりも、病院などの決まった場所での施術のほうが安心感があるようです。

 

らくなーるでは視覚障がいマッサージ師のサポートを晴眼者のパートナーが建物の中まで行い、ベッド周りを整えたり利用者さんの体の状態や施術中の表情などを伝えていることを話しました。
開業当初からこの方法で訪問しているのでマッサージ師たちはとても安心です。施術料金は厚生労働省の基準で決められていて、二人で訪問することで人件費が2倍かかり、経営的に大変ですが、でも体が動かしづらい方の運動のお手伝いやご家族とのおしゃべりなど二人でだからこそできる訪問マッサージをお届けしたいと工夫していることなども紹介しました。

 

らくなーるが訪問を開始した十数年前と比べると、目の見えるマッサージ師はかなり増えていて、視覚障がい者が訪問マッサージの仕事に就くのも厳しいのではないでしょうか。

今後マッサージの資格を取った生徒さんたちが望む仕事に就けるといいなあと願いながら80分間の見学会はあっという間でした。(本部 服部)

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