浜松でセミナー開催

らくなーる浜松支店長の樋山和幸です。 先日5月21日に、第4回らくなーる浜松セミナーが中区富塚協働センターにて行われました。

浜松支店スタッフ3名、豊橋本部から1名の応援を得て、4名の布陣でのセミナー開催でした。

今回は、介護事業所のケアマネージャー・相談員・看護師の方、ご家族ご親戚に高齢の方を抱え「医療保険」を使った訪問マッサージに関心を持たれている一般の方など、10名もの方にご参加を頂きました。 皆さま、セミナーへのご参加ありがとうございました。

セミナーは、医療保険を使った訪問マッサージのビデオ説明ののち、参加者の皆さま方が初めて耳にしたと思われる「AZP・解剖学的肢位」についての体験です。 私たちが施術時に特に注意をして行っている「AZP」とは? 参加者皆さま方に、どのようなものかを体験していただきました。

普段は何気なく立っていたり、椅子に坐しているだけではありますが「AZP」に注意をしながら、それから外れているときとの、体にかかる負荷の違いを実感していただくものです。

患者さんに置き換えれば、正しい向きで正しい方向に関節運動しているのと、ずれている運動では、大きく負荷が違ってまいります。 言い方を変えると、運動した力がムダにどこかに逃げているという事です。

また、介護のお仕事の中では、トランスファー(移乗動作)はつきものです。 トランスファーはその方法を間違えると、転倒・骨折などの事故や、介助する方の腰痛を引き起こすことも。 介助される方及び介助する方にとって、大変リスクの高いものであるともいえます。

いかに、患者さんの負荷を少なくし、正しく体位変換できるのか? 手のひらが下向き、すこし片足をずらすなど「AZP」からずらしただけで、体にかかる負荷の大きな違いを感じていただけたかと。 参加者の方から「正しい姿勢ってこんなに力が入りやすいんですね!」との声もいただきました。

その後、私たちが施術の時に行っている運動法をいくつか紹介させていただきました。 ここでも大切なのは「AZP」です。 参加者皆さま方とスタッフ一同、右手・左手・前後・上下ににユサユサ、グルグルとします。 これは「肩こり」の改善・予防につながるものです。

本来の施術の中では、基本は「AZP」にて患者さん個々の筋力・関節の具合によって、四肢体幹の補助をしながら運動をします。 大切なのは、筋肉・関節は自動運動、他動運動を問わず「正しい方向に正しく」運動をしていれば筋力・可動域の衰えは間違いなく防げるということです。

続いて、マッサージ体験に移り、上肢・下肢ともに各1名の方に体験してもらいました。 片側の施術のみではありましたが、施術前と比べると「軽くなり、温かくなったと」。 お2人とも施術後の素敵なコメント有難うございました。

AZPを意識して、下肢のリラクゼーション体験

その後、質疑応答へと移り、多くの活発なご意見を頂きまして有難うございました。 今後のより良い「らくなーる」を目指すための参考にさせて頂きます。

私たちが訪問するご利用者さんはご高齢、寝たきり、肢体不自由などで外出するのが難しい方々がほとんどです。 その方々へ、微力ではありますが「らくなーる」はお力添えになれたらと考えます。

次回のらくなーる浜松セミナーは7月中旬を予定しています。 最後に、今回セミナーにご参加を頂きました皆さま方、有難うございました。

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