6月12日(木) 視覚障害者のガイドヘルプのボランティアグループ「かるがも」さんのボランティア養成講座が、豊橋市前畑町のあいトピアで行われ、服部が「視覚障害者の生活とガイドヘルプボランティア活動への願い」というテーマでお話させていただきました。
この講座は毎年、社会福祉協議会主催で二日間の日程で行われており、服部は豊橋の視覚障害者の会のメンバーとして参加させていただいてます。
今年は名古屋から視覚障害者リハビリテーションワーカーの山本先生も、2年ぶりに講師として参加してくださっていました。
山本先生は視覚障害者の自立のために生活訓練や歩行訓練の指導をされるだけでなく、同行援護従業者の養成講座もされているそうです。
見える人と見えない人との橋渡しをしてくださっているのです。
受講生9名のうち、「今日初めて視覚障害者と出会う」という方が6名みえました。
「目が見えなくても元気に暮らしている」ということと、「外出の時、見える人のガイド(手引き)があったら安心して出かけられる」ということをいつもお伝えしています。
それと同時に、普段みなさんが目からの情報中心に生活されているのを、この二日間は聴覚や触覚を意識していただけたらとの提案もさせていただいてます。
声が頼りの視覚障害者とコミュニケーションをとるのに、声を出していただくのは必須です。
今回は、音声関係は、画面を読み上げる携帯電話の音と、声で方角を知らせてくれる「音声方位磁石」の音を聞いていただきました。
また、「触ってわかるように」と、コンパスのスタッフ加藤さんが作ったらくなーるの事務所周辺の触地図(しょくちず)を紹介しました。
視覚障害者が外出するのに「障害者総合支援法」による「同行援護」がありますが、豊橋ではボランティアのみなさんによる外出支援が平成7年からスタートし現在も続けられています。
「健康維持のためにウォーキングしたい」「通院の介助をしてほしい」「市外への外出をサポートしてほしい」などなど、かるがもさんへの依頼はさまざまです。
月に割り当てられた同行援護の時間ではとても足りない、急な外出が必要になったという時、利用者にとってはなくてはならない支援です。
また、かるがもさんのメンバーは市内外の私たち視覚障害者の会の活動もサポートして下さっています。
講座を受講し、かるがものメンバーになってくださった方との再会は、8月24日に行われる「いきいきフェスタ」です。
また新しい方との出会いを楽しみにしながらあいトピアを後にしました。