白脇協働センターでセミナー

らくなーる浜松支店長の樋山和幸です。 3月11日に第9回らくなーる浜松セミナーを南区白脇協働センターにて開催いたしました。
浜松支店スタッフ2名、豊橋本部より応援1名にてセミナーの開催でした。
今回のセミナー参加者は1名。以前に「らくなーる」のご利用者様のご紹介を受けた介護事業所のスタッフのKさんのご参加をいただきました。
セミナー参加有難うございます。

まず始めに医療保険を使った訪問マッサージの説明・仕組みのビデオを観ていただきました。
ビデオの中にも出てきましたが「らくなーる」が施術において特に大切にしていること、『AZP・解剖学的肢位』について説明させていただきました。
私たちが施術時に特に注意をして行っている、『AZP・解剖学的肢位』とは?
いかに施術には「姿勢が大事!」かということを体験いただくものです。

「立位・座位」でのAZPの時とそれから外れた場合とでの違いを確認していただくものでございます。
正しい姿勢だと「こんなに力が入りやすいんですね!」「安定性がありますね!」などなど。
逆にAZPを外れると「体が窮屈」「痛い部分が現れますね…」などの感想もありました。
これらは、施術における「体位変換」「移譲動作・トランスファー」に大きく関係してまいります。

続いて、マッサージ体験へと移り、上肢・下肢それぞれ体験していただきました。
普通「マッサージ」と聞くと、揉んだり指圧したりをイメージすると思いますが、そうではなく、固くなった関節をAZPに注意をしながら、「正しい位置」「正しい方向」に動かすことで血流改善を図り、体の動きをよくしていくものです。
ここが「らくなーる」の最もお伝えしたいものでございます。
片側の施術のみではありましたが、施術前と比べると「軽くなり、温かくなった」「マッサージのイメージが変わりました」など、施術後の素敵なコメント有難うございました。

マッサージ体験中

その後、私たちが施術の中に実際に取り入れています、運動法を幾つか紹介させていただきました。
ここでも大切なのは「AZP」です。右手・左手両腕を前後・上下ににゆさゆさ、グルグルといたします。
これは「肩こり」の改善・予防につながるものであります。
本来の施術の中では、基本は「AZP」にて患者様個々の筋力・関節の具合によって、四肢体幹の補助をしながら運動をいたします。
大切なのは、筋肉・関節は自動運動、他動運動を問わず「正しい方向に正しく」運動をしていれば筋力・可動域の衰えは間違いなく防げると云うことです。

今回参加のKさんからはご自身の体験をもとに、貴重なご意見をいただきました。
知り合いの方が医療保険でPT(理学療法士)さんの訪問施術を受けているとのことで、訪問マッサージにおいては「特定疾患の方の施術は保険診療の対象となりますか?」「体がだるくて寝返りが辛い時、楽に寝返りする方法は?」などなど。
Kさん自身もしておられるストレッチ体操までご教授していただきました、あらためてお礼を申し上げます。
今後のより良い「らくなーる」を目指すための参考にさせて頂きます。

私たちが訪問するご利用者さんはご高齢、寝たきり、肢体不自由などで外出するのが難しい方々がほとんどです。
その方々へ、医療に携わる、社会資源の一つとして微力ではありますが「らくなーる」はお力添えになれたらと考えます。
次回のらくなーる浜松セミナーは5月中旬を予定しております。
今回セミナーにご参加を頂きました、皆様方有難うございました。

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