ガイドヘルプ養成講座

6月16日 豊橋の視覚障害者ガイドヘルプボランティアグループ「かるがも」さんのボランティア養成講座が前畑町のあいトピアで行なわれ、午前中服部が講師としてお話させていただきました。
パートナーの山口さんは、かるがものベテラン会員です。
朝1番の訪問を済ませて、2人で講座に参加しました。

新たな受講生は20代から60代までの10名の方々で、男性がお一人いらっしゃいました。
「もしあなたが目が見えなかったら何が困ると思いますか?」という服部の質問に「移動」「相手の表情」「食事」「トイレ」「外の障害物」「お金の見分け方」などなどいろいろな意見が出てきました。それらを一つ一つかるがものベテラン会員さんも一緒に聞いているので、みんなで考えながら進めます。
昨年同様、お金の見分け方の話の時、3種類のお札と何種類かの硬貨がかるがも会員さんから手渡され、より分かりやすい内容になりました。

紙幣の種類の見分け方
打ち合わせしていたわけではないのに、素早い対応には本当に感謝です。
紙幣も硬貨も、手で触って違いが分かることにみなさん感動されていました。
目が見えないってどんなことなのか知っていただくために「何が困るのか?」というテーマは具体的でよかったです。

参加されているみなさんの関心の高い話題に集中でき盛り上がりました。
声で方角を教えてくれる「コンパス」や色が分かる「虹色リーダー」の紹介、最近服部がはまっているipadを使ったナビ、バリアフリー絵本。
これらを使うことで「聴覚や触覚などの目以外の感覚を使って過ごすのも悪くないなあ」ということが受講生のみなさんに伝わったら嬉しいです。

新しいボランティアさんに期待です!

新しいボランティアを養成するこの講座には歩行訓練師で視覚障害者リハビリテーションワーカーの山本ひでき先生が毎年講師としておみえになります。
お昼の休憩の時、視覚障害者の日常生活や最近の歩行訓練事情などの情報交換ができるのが楽しみです。
今回の先生からの情報は、豊橋・豊川市内の視覚障害者は個別の歩行訓練を山本先生にしていただけるようになるそうです。
今準備中とのことですが、白杖を使って一人で歩いてみたい方やそれを応援している方には朗報です。

養成講座は17日にも行なわれ、アイマスクを着けてガイドを受けたり食事をしたりの体験があるようです。
視覚障害者の外出をサポートしてくださる、かるがもさんのNEW会員が増えてくださることを期待しながらあいトピアを後にしました。
社協のスタッフのみなさん、かるがも会員のみなさん、ありがとうございました!

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