かるがもボランティア養成講座に参加

7月2日(木)今年はコロナの影響で中止になってしまうかな?とドキドキしながら当日を迎えた「視覚障害者ガイドヘルプボランティア養成講座」。
ここ数年では最も多い7名の新規さんに参加していただきました。
この養成講座は毎年7月に豊橋の社会福祉協議会主催で行われ、ボランティアグループ「かるがも」の会員の方と豊橋の視覚障害者福祉協会の会員が体験談などを話します。

講座の様子

 

講師は歩行訓練士でワーカーの山本ひでき先生。
服部は1日目の午前中に視覚障害者の立場から日常生活について話しました。

講演会の中で、毎年盛り上がるのはお金の見分け方です。
服部がお札を触っていくらか当てるのですが、勘で当てているのではなくお札の端に付いている識別マークと、紙の長さの違いで見分けています。
紙幣を識別できるスマホアプリがあるのでそれで確認する方法も紹介しました。
小銭は受講された方に目をつむって指で確認してもらったら全て正解でした!

また、目が見えなくても色に関心を持っていて、音で色を確認できる道具を使えるので遠慮せず色も話題にしてほしいこともお伝えしました。

今回は、かるがも会員の方からコロナ感染を防ぐための取り組みも話していただきました。
ガイドヘルプボランティアとして外出する際にマスクをしたり、会話を減らしたり、常に消毒を持ち歩いたりと感染対策を入念に行い、散歩や通院などの依頼はほぼ受けられたそうです。

講師の山本先生は、視覚障害者自身が密にならないようにするために単独歩行ができるよう歩行訓練を受けてみようと思ってもらえたらと期待しているそうです。
ガイドの方との歩行は安心・安全のために必要ですが、歩行訓練を受けることで、正しい白杖の使い方を身に着けられると自分の足元の安全確保ができ、ガイドの方の負担が減るのではないでしょうか。
単独歩行とガイドの方との外出を上手に組み合わせて外出を楽しむ方が増えるために今年も一人でも多くの方がかるがもボランティア登録をしてくださることを願っています。(服部)

最新情報の一覧に戻る