老後の蓄え3

今回は返済が困難になった借金のように
肩に重くのしかかる体脂肪について考えます。
多くの人が40歳を過ぎるころから基礎代謝が低下し、
体脂肪が増加してきます。

 

いろいろな説がありますが、
体脂肪が男性で25%、女性で30%を超すと肥満と言われ
それが生活習慣病の原因となることがあります。

 

いうまでもなく、体脂肪を減らすには食事と運動がとても大切です。

まず食事ですが
1.ダイエットのためと言って朝食を抜いている人がいますが、
それは体を大きくするために力士が行っている食習慣と同じです。
朝食を抜くのは太る原因になるし、
将来認知症のリスクを増やすことになります。

 

2.毎回の食事は「腹八分目以下」にとどめ、
次の食事時に空腹を感じるようにしましょう。
胃腸に負担をかけないだけでなく、
繰り返し空腹を感じることで、
長寿にかかわるDNAを活性化するといわれています。

 

3.いうまでもありませんが、間食は控えましょう。
コンビニに売ってる130円のスイーツ1つで
だいたい7km走れるだけのカロリーがあります。
よく健康食品の宣伝文句などで「*週間で驚きの*kg減!!」
とかありますが、そんな不健康食品は危険です。

 

そして運動ですが、痩せるための運動と一言でいうほど楽ではなく、
脂肪100gを運動で代謝するには、
体重60kgの人が15km以上走らなければならず、
いきなりそんなことはできません。

 

長い時間をかけて、歩行・ランニング・縄跳び・
自転車・水泳などの有酸素運動を習慣とすることで、
筋肉を増やして基礎代謝量を増やし、
太りにくい体を作るのが大切です。

 

有酸素運動で脂肪を燃やすには、継続して20分以上行い、
心拍数を130くらいに上げると効果的のようです。

 

心拍数130くらいとは、吉見の走力で、
1km=7分くらいの運動量ですが
誰もいきなりはできないので
徐々に運動量と強度を増やしていきましょう。

 

食事と運動で体脂肪を減らす方法としていくつか紹介しましたが
できることから始めて、生活習慣病を回避しながら、
スリムでかっこよく長生きしていきましょう。

 

今回の筋トレは、呼吸による腹筋運動(ブローイン)を紹介します。
座っても、仰向けに寝た状態でも構いませんが、
寝たときは両ひざを立てましょう。

ターゲットは腹横筋で、
おなかを包み込むように存在します。

ひと呼吸8秒として、1で口と鼻から一気に息を吸い、
おなかを膨らませ、2から8で唇をとがらせた口から
ストローに息を吹き込む要領でゆっくりはき、
これを10回程度繰り返します。

筋トレのイメージ図

 

おなかに軽く手のひらを当て、
筋肉の動きを確かめながら行いましょう。
毎日続けることで、歩行時の体のブレを防ぎ、
足腰の痛みを予防・改善し、内臓脂肪を減らし、
腸の動きを活発にして、お通じの改善が期待できます。

 

次回は、これもためてしまうと不快なお通じについて考えます。(蒲郡支店 吉見)

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