花つれづれ 5月 杜若(かきつばた)花言葉…幸福が来る 

あやめ、菖蒲、かきつばた いずれも紫色が主流の優雅な気品のある花です。どれがどの花なのか見分けるのが難しいですよね。いずれがあやめかかきつばたなんてあなたも言われたことありませんか。
あやめや菖蒲を一種類だけ花瓶にどーんと活けるのが好きな私は、庭にいろいろ植えました。あやめは紫と白それから糸あやめ。花菖蒲は紫、水色、白、ミックスなど。かきつばたは相性が合わなかったのかいつの間にか消えました。
かきつばたは万葉の昔から和歌に詠まれた恋の花。だからでしょうか花言葉が「幸福が来る」というのは。
古典の『伊勢物語』の中に平安時代のプレイボーイの在原業平(ありわらのなりひら)が、かきつばたを見て詠んだ有名な和歌があります。

からごろも着つつなれにし妻しあれば
はるばる来ぬる旅をしぞ思う

この和歌の五七五七七の頭に何とかきつばたの五文字が入っているんです。スゴイ!
即興で詠んだのか、長い長い時間をかけて考えたのか、千年以上も大昔のこと、みな様のご想像におまかせします。
(浜北支店 M)

菖蒲イラスト

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