厚底シューズ

皆さんは、マラソンや駅伝のテレビ放送をご覧になりますか?
ここ2・3年、マラソンの日本記録や駅伝の区間記録が頻繁に更新されていることをご存じでしょうか?選手の努力はもちろんですが、「厚底シューズ」が大きく影響しているといわれています。

米国N社が5年位前に発売したランニングシューズのキャッチコピーは、「これまでの靴より4%速く走れる!!」でした。
マラソンで日本新を出した選手はもちろん、昨年の箱根駅伝を走った選手の90%以上がこのシューズを履いてたそうです。
厚底とは、ヒールの部分が厚いのではなく、指の付け根あたりから後ろに高さ4cmのクッションが入っているようになってます。そのクッションの中にカーボンプレートが入っていて、けりだしの力を増大させるようになってます。

後発で国産の類似品ですが、早く走れるという誘惑に負けて、吉見もそんな魔法のシューズを購入し、はいてみました!!

新しいランニングシューズと写る筆者

ランナーにより走法が違い、特に地面に足を下すとき、
・かかとから下ろして、つま先でけるヒールストライク
・足裏全体を地面に下ろすミッドフット
・つま先から下ろしてそのままつま先でけるフォアフット

とあるのですが、このシューズはフォアフットで走らないと機能を生かせません。
ミッドフット走法の吉見では全く走れませんでした。
また、元オリンピアンの増田明美さんも、「私はストライドは広かったけど、ヒールストライクだから厚底はだめです。」と言ってました。

このシューズを履きこなすには、フォアフットで着地するだけでなく、骨盤を起こして前傾し、膝を振り出すようにしてストライドを広げなければいけません。
ちょっと走ってみても、体幹の重心は安定しないし、今まで使ったことのないような筋肉に負荷をかけるので、やり方を間違えると故障してしまいます。
どうやら吉見には「豚に真珠」で、とても高価なウォーキングシューズになりそうです。(蒲郡支店 吉見) 

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