こころの通訳者たち

何年かぶりに映画を見に行きました。それも4か月の間に同じものを2回も!
タイトルは、『こころの通訳者たち What a Wonderful World』
耳の不自由な人にせりふや情景を伝える舞台手話通訳の記録映像を目の不自由な人に届けようと、音声ガイドを作る様子を追ったドキュメンタリー。舞台手話通訳者や目の不自由な人たちが集まり、ドキュメンタリー映像『ようこそ 舞台手話通訳の世界へ』に音声ガイドを付けるべく奮闘するという内容です。

 

この映画の情報をくださったのは豊橋市役所の障害福祉課でコミュニケーション担当をしている加藤さん。手話通訳だけでなく視覚障がい者に情報を伝えるための音声ガイドや点字にも関心を持っていてくださり、月に1度の情報交換の中で教えていただきました。
1度目は8月末 穂の国とよはし芸術劇場プラットで全国に先駆けた上映会「舞台手話通訳」という言葉を初めて知りました。映画には加藤さんだけでなく、以前から会いたいと思っていた方たちが関わっていて驚きました。

 

談笑の様子

 

映画を制作したのが日本で唯一のバリアフリー映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」代表の平塚さん。視覚障がいでバイオリニストの白井崇陽(タカアキ)さんは、「ビギン」の10周年の時コンサートをしてくださり、今回はサプライズ演奏が聞けて、興奮冷めやらずといったところでした。

 

2回目は11月19日 名古屋シネマテークで加藤さんたち手話通訳者の方と白井さんが舞台挨拶されるとのことで上映会を見に行きました。
目が見えない私たちが映画を見るときに欠かせないのが音声ガイドです。1度目は会場でFMラジオが受信できる端末を借りて楽しみ、2度目は専用のアプリをスマホに入れてそこから音声を聞きました。

 

映像を見ないと分からないところにタイミングよく音声ガイドが入ります。話には聞いていましたが映画館だけでなくDVDなどでも対応している作品なら自宅で音声ガイド付きで楽しめるんだそうです!

 

2度目は白井さんが映画のために書き下ろしたオリジナルソングが加わりとてもいい感じになっていました。みんなで歌えるようにとその後歌詞を手話で表現した映像ができました。

 

耳の聞こえない人・目の見えない人 どんな人も楽しめる映画 それが「こころの通訳者たち」なのです。見れば見るほど奥深さを感じる内容です。
いろいろな人が関わりこれからどんどん広がっていくのではないでしょうか?

 

9月末には音声だけで配信されていた白井さん作の「ユウキノウタ」は、その後手話も加わり、映像付きで見られます。
よかったら聞いてみて 歌ってみてください。(https://youtu.be/FR1TudBYIu4)  (本部 服部)

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