花つれづれ1月 万年青(おもと)花言葉・・長寿

松やゆずりはと共に、おめでたい縁起物としてお正月に飾られる万年青(おもと)という植物をご存知でしょうか。
うーん 久しぶりに名前を聞いた。あるいは 初めて聞いた。どちらの人数が多いのか気になるところです。

万年青(おもとのイラスト

 

根元からユリの葉を30㎝くらい引き伸ばしたような細長い葉を出し、夏に真ん中から茎が出て花が咲き、それが秋になると赤い実を幾つかつけます。
緑と赤のコントラストが鮮やかです。葉が一年中緑でいることからこの字が当てられました。が なかなか読めないですよね。 驚くなかれ 4千年も歴史のある植物だそうです。

 

徳川家康が江戸城に入った時、お祝いに万年青(おもと)を贈られ植えたことが、徳川家の繁栄につながったといわれ、これにあやかるように新築祝いにも贈られてきました。

「昔は薬の代わりにしたね。きず口に葉っぱの汁をつけたもんだよ。」と母が、かたわらで言っています。
おばあちゃんの知恵。薬用効果もあるんです。

 

あらたまの年のひかりに万年青の実 (飯田蛇笏)
(浜北支店 M)

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