防災を考える会

 

防災の日と言えば9月1日ですが、冬場の時期も阪神淡路大震災や東日本大震災といった大きな被害をもたらした地震が起きていることから改めて防災について考えてみましょうという趣旨でした。

この日は、豊橋市役所防災機器管理課の職員さんから災害対策についての講話を聞いた後、避難所で使う災害用テントやベッド、簡易トイレを触らせてもらいました。テントは大人4人が何とか座って生活できるくらいの小さなものでありますし、ベッドは寝返りなんてできる物ではありません。

トイレもポータブルトイレと言ってしまえばかっこよすぎるくらいの簡易的なものでした。更にテントやベッドが与えられる確率は避難した人の5分の1にすぎないとされているそうで基本的には毛布1枚が支給されるのがやっとだそうです。
状況によりますが、地震が起こった際に私たち視覚障がい者が避難所まで行くことができるかどうか分かりませんし避難所生活は相当の苦労を強いられることになると思います。

防災イラスト(愛知県防災局 防災危機管理課より引用)

講話の中で避難所に蓄えてある食料は豊橋市民のおよそ1割と言っていました。ですので自宅での生活ができるのならそのほうが良いのでは?とかんじました。
非常食は3日分蓄えておくとよいとされていますがさすがに私の家でもそれほどの食料と水の用意はありません。
しかし今は「ローリングストック」という言葉があるように、普段何気なく食べているカップラーメンやレトルト食品などを買っておいて賞味期限が切れそうになったら消費してまた買い置きしておく、これなら3日分用意できるかもと勉強になりました。

講習会の最後は、地震体験車(起震車)に乗車しました。M8、震度7の地震を体験しましたが椅子に座っていても絶対に手すりにつかまっていないと転倒してしまうほどの激しい揺れでした。
ここで勉強したのは、倒れやすい家具は必ず転倒防止シートや固定をしておくことが必要だということです。
30年以内に東海地震の発生率が80%とされているのでいつ巨大地震が起こっても最低限の対策ができるようにはしておきたいと改めて考えさせられました。                   (本部 中西)

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