山野草というと木々の下にひっそりと物静かに咲くというイメージがあります。マイヅルソウやササユリは6月の山野草の代表格ですが、今回は6月を代表する高原の花「レンゲツツジ」を推したいと思います。
梅雨の晴れ間をねらい訪れたのは長野県の霧ヶ峰。茅野からビーナスラインに入り車を走らせると、高原は右も左も朱に燃えていました。レンゲツツジの群落が広がっているのです。「ワーッ! すごい! きれい!」の歓声。この季節を代表する霧ヶ峰の美しい風景であり、レンゲツツジはその主役なのです。
鷲ヶ峰(1,798m)に登る途中はウグイスやカッコーやハルゼミの鳴き声が聞こえました。稜線に出ると、サウンド・オブ・ミュージックに出てくるスイスの山々の様な風景が広がっており、しばしジュリーアンドリュースになった気分を満喫。
下山後は車山へ。車山(1,925m)へはリフトに乗りました。リフトからの眺めは、眼下にレンゲツツジやコバイケイソウが咲き盛り、これまた壮大な景観。心に焼きつく風景となりました。 (浜北支店 M)