かるがもボランティア養成講座 

7月4日 豊橋の視覚障がい者ガイドヘルプ「かるがも」さんのボランティア養成講座に講師として参加してきました。かるがもさんは、来年で結成30年になるそうです。毎年歩行訓練士の山本先生と参加させていただいていますが、よくここまで続いているなあと感心しています。
新規の参加者は4名と少なめでしたが、視覚障がいに関するボランティアは音訳・点訳などの講座を受講されガイドヘルプにも関心を持ち参加したという方、防災に関わり、視覚障がい者の避難所でのサポートについて知りたいと言われた方、みなさん積極的に発信してくださいました。
7月3日に新紙幣が発行された翌日だったので、旧紙幣の見分け方をご紹介するのは今回が最後になりました。長さの違いや識別マークを触ったりスマホアプリで音声読み上げさせたり相変わらず盛り上がりました。でも私が感動したのは参加者の中に新紙幣をすべて持っていた方がおられたことです。新紙幣は、触ってわかる11本の識別マーク(11本の斜線)の位置が金額ごとに違うのです。
一万円券: 左右の中央
五千円券: 上 下
千円券:左下・右上


なお、日本銀行HPによると、新紙幣は数字の表記が大きくなっているそうです。
まだ私の使っている紙幣を見分けるアプリには対応していないようなので、しばらくは混乱しそうですが早い時期に触れたのはラッキーでした。
いろいろな情報交換をしながら、視覚障がい、特に中途で視力が低下し見えない・見えずらくなってきた方の外出をサポートしていただくのに、かるがもさんのガイドヘルプがなくてはならないものだということが新規の参加の方に伝わったらいいなあと思います。社協のボランティアセンターの方が私たち視覚障がい利用者とかるがもさんメンバーの橋渡しをしてくださり、散歩や買い物・通院・イベントなどへの参加が可能になるのです。1か月の利用制限もなく、気軽にお願いできます。
同行援護サービスでは補いきれないところをサポートしていただける貴重な活動です。一人でも多くの方がかるがもさんの活動に参加していただけたら嬉しいです。(本部 服部)

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