市民館で健康体操

コロナ禍ですっかり運動不足になっていた私に「健康体操なんだけど、按摩、指圧にも通じるところがあって順番覚えたらできると思うよ!」と友達が誘ってくれたのが「自彊術(じきょうじゅつ)」でした。

この体操には31の体の動かし方があって、順番を変えたり省いたりせず一つ一つしっかり行うことで体が整うそうです。
自彊術は1916年(大正5年)に手技療法士の中井房五郎によって発表されたもので、体操にとどまらず治療も兼ねていました。

自彊術(じきょうじゅつ)をしている写真
自彊術は複数の生徒が集まり、教室で先生にチェックしていただきながら号令を掛け合いそろって体を動かします。
私は、動きを目で確認できないので、31の動きを覚えることから始めました。
2023年の10月から、カリキュラム通りに指導を受け一つ一つの動きを教えていただきました。
2024年1月から地域の校区市民館の教室の仲間に入れていただいてみなさんと一緒に90分ほど体を動かしています。

呼吸を整えながら体を動かすのはとても気持ちが良くて、寒い時でも血流が良くなり、体が温まります。
周りの方の動きを真似たり、自分の動きを目で確認できない分、先生の細やかな声掛けや手を添えての修正はありがたいです。
教室のみなさんとのおしゃべりや、さりげないサポートに感謝しながら週1回の体操の時間を楽しんでいます。

 

訪問マッサージでは、寝たきりや麻痺などで自分で体を動かすことができない利用者さんの姿勢を整え、体を動かすお手伝いをさせていただいていますが、私自身が姿勢を整え、可動域を広げ、筋力を付けていく機会は今までほとんどありませんでした。
自彊術に出会えたことで健康維持の手段が増え心強いです。(本部 服部)

ご興味のある方はこちら↓
公益社団法人自彊術普及会
https://www.jikyou.com/index.html

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